わたしたちの想い

~自然との調和を眠りから~イワタ

 

190年の歩み、そして未来へ

創業天保元年(1830年)。私たちは、春夏秋冬ごとにうつろう日本の気候や風土を見つめ、「心地よい眠りとは何か」を追い求めて、時代の「一歩先」を行く高品質な寝具をつくり続けてきました。

羽毛専用生地の開発に成功し、羽毛や天然繊維を扱う技術を磨き、さまざまな分野で特許や実用新案を取得するなど、妥協のないものづくりを行ってきました。

コロナ禍を経験し、私たちは改めて自分たちの原点を見つめ直す時間を持ちました。そして企業理念をパーパス(自社の存在意義、社会に対して果たす役割)として再定義しました。

それは、「自然との調和を眠りから実現する」こと。

快適で安全な寝具を最小限の環境負荷でつくり、お客様に最適な睡眠環境を提供したい。

快適で豊かな人の暮らしと地球社会の調和を長く持続させていきたいと考えています。

 

 

イワタが考える二つの「自然との調和」。

私たちは企業活動を通じて、大きく二つのアプローチから「自然との調和」を実現していきます。ひとつは、忙しい現代人の毎日に「自然のリズムと同調した良質の睡眠」をお届けすること。月や太陽など自然のリズムと身体が対応しやすい睡眠環境があれば、人は健やかに眠ることができます。もうひとつは、「自然の限界範囲内でのものづくり」。大量に生産・消費・廃棄する資本主義システムから、持続可能な循環型経済システム(サーキュラーエコノミー)へシフトしていく試みです。

 

「天人合一」に立ち返り、できることから始める。

東洋の思想に、「天人合一(天=宇宙、自然と人はひとつながり)」という考え方があります。

人は自然の一部であり、暮らしは自然と密な関係にあるという教えにならって、自然と人の暮らしの調和を尊重した商品を開発し、持続可能なものづくりのプロセスを構築していきます。私たちは変化に臆することなく、課題や困難をひとつずつ乗り越え、地球社会の未来のために必要とされる企業でありたいと考えています。

 

 

IWATA PHILOSOPHY イワタのフィロソフィー

イワタのパーパス「自然との調和を眠りから」を実現するために、私たちは3つのフィロソフィーに基づいて企業活動を行います。

 

SLEEP(良質な睡眠を提供)

人が心身とも健康で豊かに暮らし、長寿であるために必要なのは、規則正しい生活習慣と快適な環境によって得られる良質な睡眠です。睡眠は人の免疫力、治癒力、成長、疲労回復、心のケアなどに深く関わることが近年解明され、予防医学など、さまざまな分野で「睡眠」の大切さが注目されています。しかし、日本人の睡眠時間は世界の水準と比べていちじるしく短く、睡眠不足による経済損失が大きいという分析結果もあります。快適な睡眠に大きく影響するのは、寝具によってつくり出される寝床環境。より多くの人に質の良い眠りを提供するために、イワタでは睡眠時の姿勢や寝返りの頻度、寝床内の温度や湿度の変化など、眠りの質と身体のメカニズムについて科学的に研究してきました。こうした睡眠科学に基づいて、快適性はもちろん、良質な睡眠をサポートする機能性を高めた寝具を開発・製造しています。

 

SAFE(安全かつ安心な品質)

寝具は毎日使うものだからこそ、本当に安全・安心なものをお客様にお届けしたい。そこで「IWATA」ブランドすべての寝具は、開発段階から安全・安心な品質を追求してきました。

季節ごとに温度や湿度の変化が大きい日本の風土に合わせて、快適な睡眠を実現するための最適な素材を国内外から厳選しています。「イワタ羽毛研究所」では、素材分析や商品・技術開発のための実証的な研究と厳しい品質検査を行っています。主素材(羽毛・天然毛・生地)のほか、糸やファスナーなどあらゆる部材も有害化学物質に対する安全性を確認したものだけを採用。繊維製品の国際的な安全規格「エコテックス」の認証を製品ごとに取得しています。また、製造は国内の自社工場と信頼のおける協力工場が行い、仕上げは経験を積み重ねたプロフェッショナルが一品一品丁寧に。加工などの生産工程も厳しい品質管理システムも、世界トップレベルの信頼性と安全性を誇ります。

 

SUSTAINABILITY(持続可能なものづくり)

これまで革新的なテクノロジーを生み出してきたイワタは、寝具メーカーの領域を超えた睡眠改善学のオピニオンリーダーとして業界を牽引してきました。これからは、次世代に向けて持続可能なものづくりにも積極的に取り組みたいと考えています。大量生産・大量消費・大量廃棄による環境負荷は、いまや社会経済全体の課題です。イワタではサーキュラーエコノミー(循環型経済)を導入し、「1.廃棄物や汚染を生み出さない設計を行う」「2.製品と原料を使い続ける」「3.自然システムを再生する」という三原則に基づいた持続可能なものづくりを進化させます。具体的には、再利用・再資源化しやすい素材を使って、人と自然にやさしい商品開発や設計を実現。長く快適に使っていただけるように日干しや水洗いなど、ご家庭でのメンテナンスをしやすくし、経年劣化による修理や仕立て直しが必要な場合には熟練した技術者が承ります。さらに、自社工場と京都事業所は再生エネルギー100%電力に切り替えました。自然素材を使った商品開発から、長寿命設計、メンテナンス、リサイクル、アップサイクリング(廃棄物や端材などの創造的再利用)、国産木材・竹材の活用にいたるまで、柔軟なアイデアで一貫した循環型のものづくりを目指します。

 

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