イワタ羽毛研究所

検査に合格したものだけをお届けしています

イワタには、寝具づくりを長年支えてきた独自の研究所[イワタ羽毛研究所]があります。この研究所では、素材の分析と商品開発・技術開発など、寝具に関する実証的な研究を行っており、ここでの厳しいチェックに合格した安全で高品質の素材だけを使用しています。

イワタ羽毛研究所

イワタ羽毛研究所では下記の項目の試験をおこなっています。

① 羽毛の組成混合率

入荷された羽毛から一定量のサンプルを抜き取り、その中に含まれているダウン、フェザー、ファイバー、夾雑物(きょうざつぶつ)、陸鳥などの混合比率を重量比で測定します。ダウンの混合比率(パーセンテージ)が適正がどうかを確認しています。

② かさ高性

羽毛の品質に関連の深い、かさ高性を測定します。弾力のある良質の羽毛ほどこの値が大きくなります。イワタが良質と認めた羽毛のみを製品に使用しています。

羽毛研究所検査風景
羽毛研究所検査風景

③ 油脂分率

羽毛の残留油脂分を溶剤で抽出し、油脂分率を測定します。脂分が多いと悪臭の原因となったりかさ高に影響を及ぼしたりするので、独自の厳しいチェックをおこなっています。

④ 水分率

羽毛の取引は重量で行うため、公定水分率が定められています。製品に使用する羽毛がその基準内であるかを調べる試験を行っています。

⑤ 清浄度

羽毛のすすぎ洗いが充分なされているかを、洗浄液の透明度の良、不良で調べる方法で、数値の高い程良く洗浄がなされていることを示します。

⑥ 酸素計数

羽毛の残留有機物を検出する方法で、有機物を酸化するのに必要な過マンガン酸カリウムの滴定により測定します。基準の数値をクリアし、洗浄が良くなされていることを確認しています。

羽毛研究所検査風景
羽毛研究所検査風景

⑦ ph(ペーハー)テスト

羽毛を蒸留水で洗浄した液が、酸性かアルカリ性になっているかを調べるテストです。羽毛は髪の毛と同様、アルカリ性に弱いのでpHが一定基準内であることを確認しています。

⑧ 損傷度テスト

羽毛をジアゾ溶液で処理すると、化学的に損傷した羽毛はその程度により染色されます。染色された羽毛の質量を測定することで、損傷の度合を検査しています。

⑨ 臭気テスト

5人の検査員が羽毛の臭気を嗅ぎ、3人以上が悪臭と感じたときは、その羽毛を不合格と判定します。

⑩ 鳥種鑑別

「グース」と表示して流通する製品の内容物には「グース」が90%以上含まれていることが必要です。入荷した羽毛から一定量をサンプリングし、拡大鏡を用いて「グース」「ダック」の判別を行い、ラベル表示の正確性を厳しくチェックしています。

  • ①~⑥の項目はJIS L 1903「羽毛試験方法」に基づく検査。
  • ⑦~⑨の項目は業界の試験方法による検査。
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